アレルギーについて

ヒトは、体外から侵入した細菌などの異物に対して抗体や感作リンパ球を産生し、以後同じ細菌などの異物が再び侵入するとその細菌と結合して死滅させて感染を予防する「免疫反応」を持っています。

また、抗体や感作リンパ球を産生する原因となる異物を「抗原」、抗原と抗体や感作リンパ球の結合により生体を保護する反応を「免疫」、生体に傷害を起こす現象を「アレルギー」といいます。

さらに、反応の原因となる抗原物質を「アレルゲン」といいます。

アレルギー反応は、「T型アレルギー反応U型アレルギー反応V型アレルギー反応W型アレルギー反応」は4種類に分類することができます。

また、アレルギー反応を抑制する方法として一般的に薬物療法が行われますが、その治療薬としては抗アレルギー薬が多く使用されます。

抗アレルギー薬には多くの種類がありますが、その作用機序から、「メディエーター遊離抑制薬ヒスタミンH1拮抗薬トロンボキサン阻害・拮抗薬ロイコトリエン拮抗薬Tリンパ球サイトカイン阻害薬」の5種類に分類されています。

ただ、抗アレルギー薬はアレルギー疾患治療ガイドラインで、「T型アレルギー反応における化学伝達物質の遊離抑制、合成酵素阻害薬」と定義されています。

そのため、抗アレルギー薬は、「T型アレルギー反応の予防もしくは治療の目的で用いられる薬剤」となり、U型アレルギー反応V型アレルギー反応W型アレルギー反応の予防もしくは治療の目的で用いられる薬剤とは異なります。

アレルギー性疾患の患者は世界的に増加しており、特に欧米などの先進国では顕著にアレルギー性疾患の患者が増加しています。

また、日本でもアレルギー性疾患の患者は大幅に増加しており、3人に1人がアレルギー症状を持っています。

アレルギーの発症には、「遺伝的素因」と「環境素因」が関連していますが、最近のアレルギー性疾患の患者の増加の原因は、塵、ダニ、食品添加物、大気汚染物質の増加などの環境素因のほうが、遺伝的素因より大きいと考えられています。

アレルギー性疾患の患者数は今後も増加しており、アレルギーは21世紀の重要な疾患の1つといわれています。
posted by アレルギー at 00:00 | Comment(83) | TrackBack(1) | アレルギーの知識と情報
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